『ウェブログの心理学』
山下清美・川浦康至・川上善郎・三浦麻子 著
NTT出版(2005) 2200円
ウェブログの心理学 | |
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「なぜウェブログ(≒Web日記)を書くのか」を社会心理学の側面から分析した本、というのがどうやらこの書の最初のコンセプトだったようだが、実際は現在のブログブーム(さらにはmixiなどのSNS, Twitter)に通じる日本のインターネット・コミュニケーションを「Web日記」という視点から分析した著になっている。
米国から導入されて一気に広まったように見えるウェブログだが、実際はその下地になる文化的蓄積が日本のインターネット創世期から存在した「Web日記」からその後の「レンタル日記」「アンテナ」というコンセプトに存在していた、というのが著者達の主張である。